Quantcast
Channel: どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 437

若宮戸の築堤、年度内着工へ 9月完成目指す

$
0
0
若宮戸の築堤、年度内着工へ 9月完成目指す
東京新聞・茨城版2016.1.17
【算用数字に改め、記載】
 
 昨年9月の関東・東北水害により鬼怒川から越水した常総市若宮戸の堤防未整備地区への築堤について、国土交通省下館河川事務所の銭谷秀徳副所長は16日に市内で開かれた住民説明会で、本年度内に着工したい意向を示した。九月の完成を目指す。
 梅雨だけでなく、台風シーズンに間に合うのかも微妙な状況だが、「できるだけ早く完成させたい」としている。
 市北部で鬼怒川沿いの若宮戸では1キロ近くにわたり堤防が未整備で、水害では2カ所から越水した。銭谷副所長は、図面を提示しながら、総延長1425メートルの堤防建設を計画し、幅6メートルの上面はアスファルト舗装し、川表と川裏ののり面に芝を張ると説明した。
 整備スケジュールは、今月いっぱいで用地測量を終え、2月上旬に地権者の用地立ち会いで用地の面積を確定させる。通常は地権者と用地売買契約を結んで登記するが8~9月までかかるため、無償で用地を借りる「使用貸借」の契約を結ぶ方法も取り入れ、3月着工に入る。
 越水した下流側の897メートルを先行して工事する予定で、全地権者約40人のうち対象となる20人弱との契約を急ぐ。銭谷副所長は「6カ月の工期に梅雨期が入る。土日や夜間の作業をすることもあり、ご理解を」と呼び掛けた。
 説明会には、国や市の担当者や地元住民ら約90人が出席。住民からは、水害の被害が広範囲に及ぶことから、築堤する地区以外の住民にも説明会を開くよう要望が相次いだ。
 これを受け、市の担当者は、2月から全市域を対象に復興ビジョンや堤防などについて、説明会を計画していることを明らかにした。 
(増井のぞみ)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 437

Trending Articles