石木ダム反対派 30日国提訴へ
読売新聞・長崎版2015.11.6
県と佐世保市が川棚町に計画している石木ダム建設事業で、反対派の弁護団は5日、国を相手取り、事業認定の取り消しを求める行政訴訟を30日に長崎地裁へ起こす予定を明らかにした。
事業は2013年9月に国土交通省が認定。反対住民ら約160人は翌10月、同省に認定取り消しを求めて行政不服審査請求を行い、審査が続いている。
しかし、県による土地収用の手続きが始まったことから、提訴に踏み切る方針を決めたという。
原告は不服審査請求をしている住民らを中心に構成する。
弁護団によると、ダム建設事業に伴う付け替え道路の工事中止を求める仮処分の申し立ては年明けに行う見通しという。