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Channel: どうする、利根川? どうなる、利根川? どうする、私たち? Ⅱ
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再掲・八ッ場ダム予定地の今 2015.夏(3)

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 八ッ場あしたの会のツイッターで、八ッ場ダム現地の写真を掲載しています。ツイッターなので、すぐに見れなくなるので、ここに再掲します。なお、その2はこちらです。

2015.9.5
1)八ッ場ダム水没予定地住民の移転代替地には、佐藤建設によって大同特殊鋼の有害な鉄鋼スラグが埋め立てられた。温泉配湯管と共に埋めたスラグを今週撤去したが、周辺宅地のスラグはそのまま。毎日新聞スクープから一年たつが、問題解決に程遠い。

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2)八ッ場ダムの本体工事現場。今日は正午過ぎに吾妻渓谷両岸で発破。左岸は谷の下方の矢印部分が発破個所だったが、なぜか爆発せず。右岸の爆音は谷全体にとどろくほど凄まじかった。周辺住民は爆音、振動、夜間の工事、ライトにも悩ませられる。 

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3)八ッ場ダム本体工事・左岸作業ヤードは、展望台から降りた方がよく見える。酸性熱水変質帯の灰色や白っぽい、まだらの八ッ場特有の地層もよく見える。うどん屋と蕎麦屋の脇の町道より。ダムが完成したら、ここにダム管理施設がつくられるという。 

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4)展望台からは、水没予定地とそこに住んでいた住民の移転代替地がよく見える。正面に川原湯温泉の打越代替地。水没予定地の駅舎は消えたが、今も「なつかし あたらし 川原湯温泉」の看板が立っている。 

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5)展望台からよく見えるのは、対岸の八ッ場ダム本体工事右岸側(川原湯地区)。木々の間に吾妻渓谷の遊歩道があり、白糸の滝や栃ぼらの滝が吾妻川に流れ落ちていた斜面だが、昨年からの工事で国の名勝は見る影もない。 

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6)展望台は八ッ場沢を挟んで八ッ場ダム本体工事の左岸作業ヤードの正面に位置するが、展望台に上っても手前の木に隠れて作業ヤード全体はよく見えない。 

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7)展望台がオープンした9月2日、NHKがニュースでこれを取り上げた。「そのせいで今日は沢山の人が訪れています」と国交省職員が見学者に説明。確かにNHKが取り上げると人が来る。展望台から代替地のうどん屋、ドッグラン、蕎麦屋を見下ろす。 

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8)八ッ場ダム本体工事現場にほど近い、尾根の先端の小山が展望台として開放された。「やんば見放台」、「無料展望台」の看板。無料なのは当たり前だが・・。手前に、うどん屋さん所有のドッグラン。 

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9)八ッ場ダム水没予定地で今年も稲が実ってきた。人が減り、動物が増えて大変だ。背後にダム事業による湖面橋。 

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2015.9.13
10)八ッ場ダム水没予定地の発掘調査は、現在は下湯原遺跡に集中している。本体工事がらみなのだろう。川原湯温泉駅の跡地でも、8月から発掘調査が始まった。今日は休日なのでブルーシートがかかっている。 

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11)大沢の工事は、大沢をまたぐ町道の橋を造るための工事。この町道は、川原湯温泉の新駅から水没予定地の川原湯温泉街の山腹を横切り、川原湯の打越代替地へ繋がる予定。町道の下に温泉の配湯管も埋設されることになっている。 

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12)八ッ場ダム水没予定地にある川原湯温泉街の大沢。土嚢が大量に積まれ、シャベルカーが沢に入っている。大沢には釣り堀があって、子供たちがよく遊んだ。左手に民宿ますやがあって、右手の山の上に聖天様の露天風呂があった。 

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2015.9.23
13)吾妻渓谷の山中の遊歩道はアップダウンが激しく、観光にはちょっと、という声を聞くが、これは古道をそのまま利用したため。主要道は別にあったが、真田の忍びの者はこんな道も難なく往来しただろう。危ない箇所は柵が整備されている

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14)吾妻渓谷の下流側、右岸にある姥子平。戦国時代はここに砦が築かれていたという。 

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15)吾妻渓谷の最狭窄部、「鹿飛(しかとび)」は川幅が3メートルあるかないか。八ッ場ダム本体工事現場から600メートル下流。上流に降った雨はここで流れを遮られる為、吾妻渓谷は天然のダムとも言う。大雨時に引っかかった流木がそのまま残っていた。 

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16)治水を目的としたダムは洪水期(7月1日~10月5日)と非洪水期でダムの運用が違う。八ッ場ダムの場合、洪水期には梅雨や台風の豪雨に備え、満水位より最低でも約28メートル水位を下げることになっている。洪水期は観光シーズンとも重なる。 

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17) 八ッ場ダム本体工事現場の上流側にある穴山沢で吾妻川の渓畔林の伐採、掘削工事が始まっている。穴山沢の盛土造成地には、川原畑地区の公民館や共同浴場とともに、クラインガルテン、町営住宅が建てられている。

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18)新・川原湯温泉駅周辺に投棄されている有害な鉄鋼スラグ。鉄サビが浮いている。 

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19)吾妻渓谷の右岸側(川原湯地区)も掘削が進んでいる。削り込まれた山腹に昨年まで観光客が散策した遊歩道があったことを思い出すことも難しいほど、地形が改変されている。 

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20)吾妻渓谷左岸の八ッ場ダム本体工事作業ヤード。右側の構造物は骨材の貯蔵瓶。 

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21)骨材ビンとは、ダムの骨材を貯蔵するための円筒形の容器。骨材ビンの背後に酸性熱水変質帯の地質断面。八ッ場ダム本体工事左岸、川原畑地区にて。

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23)八ッ場ダム水没予定地、川原畑地区の西宮。ダム事業が進む中、この景色がいつまでこのままであってくれるのか。 

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24)八ッ場ダム事業で付け替えられた国道のり面。コンクリート吹き付け部のヒビが修復されている。 

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25)吾妻渓谷の上流部における八ッ場ダム本体工事現場の動画
 右岸(川原湯地区)の道路工事が難航しているため、対岸の作業ヤードからクレーンで資材を運んでいる。



26)国交省八ッ場ダム工事事務所による現場見学会、立ち入り禁止となっている水没予定地を参加者が撮影した動画を公開。
 見学会の間中、ガイドの若い女性が説明文を読み上げ。質問には同行の国交省職員が答える。最初から職員がガイドした方が分かり易い。



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