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八ッ場ダム測量開始

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八ッ場ダム測量開始 「本体工事へ一つの節目」
産経新聞・群馬版2014.10.17

 国土交通省は16日、八ッ場ダム(長野原町)の本体工事に向けた現地測量を開始した。実際に測量にあたったのは、清水建設(東京都)などの共同企業体(JV)で、作業は本体周辺部だけでも約1カ月かかるとみられる。建設地での具体的な作業は今回の現地測量が初めて。
 国交省八ッ場ダム工事事務所によると、現地測量は、本体工事の前に現場状況を把握するために行われる。今後は測量結果を基に設計内容を精査し、樹木の伐採や川床の掘削作業に入る。同事務所は「現場作業に入ったことは一つの節目だが、本体工事がいつ始まるかは分からない」としている。
 現地測量開始を受け、ダム水没予定地から移転した川原畑地区の中島泰区長は「やっとダムができるんだなと実感してホッとしている。ダム建設に伴い多くの人が地区を去ったが、若者が戻ってくるような街を作っていきたい」と話している。
 大沢正明知事は、ダム本体の着工式開催を国に求めているが、同事務所は「現段階では未定」とし、開催が可能かどうか検討している。

【追記】
(各紙の報道が、まとめてご覧いただけます)

 八ッ場ダム本体工事予定地で測量が開始されたことを群馬版各紙が報じています。
 測量作業は本体工事を行うためのものですが、本体工事そのものではありません。しかし、昨日、上毛新聞は一面トップに「八ッ場きょう着工、本体」という記事を掲げ、今朝の社会面でも、「八ッ場ダム本体工事に着手」と報じています。
 昨年来、各紙が八ッ場ダムの本体工事は10月着工と報じてきていますので、今月着工でないと都合が悪いのかもしれませんが、前倒しで本体着工と報じることは、事実を歪めるものです。他紙が事業者である国交省の説明をそのまま掲載していることとくらべると、群馬県当局に最も近い上毛新聞の前のめりぶりが際立っています。

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