八ッ場ダム:雪の中、発破作業が始まる 群馬・長野原
毎日新聞・群馬版2015.1.22
本体工事が始まった群馬県長野原町の八ッ場(やんば)ダム建設地で22日、火薬を使って硬い岩盤を削る発破作業が始まった。
降りしきる雪の中、地中20カ所に埋めた爆薬計約130キロを爆発させると、地鳴りが響き、白煙を上げて岩盤が崩れた。この後、作業員たちが重機を使ってさらに岩盤を崩した。
国土交通省によると、基礎掘削はダム本体の建設に適した岩盤を露出させるための工程。2016年5月まで発破作業が随時続く。その後、コンクリートを流し込み、試験貯水を経て19年度に全体が完成する予定。
【角田直哉】